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失言防止マニュアルから私達日本人が反省すべきこと

 

失言による様々なトラブルを受けて、自民党から「失言防止マニュアル」が配布されたそうです。

 

マニュアルには

・「発言は『切り取られる』ことを意識する」

・「タイトルに使われやすい『強めのワード』に注意」

などの具体的な注意事項が記載されています。

 

自民党議員からは

「レベルが低いよね」

という意見も出ているそうです。

 

詳しくは「失言防止マニュアル」で検索していただくとニュースが出ているので御覧ください。

 

 

そのニュースを聞いて、私が思ったことは

議員もレベルが低くなったのかもしれませんが、

伝えるマスメディアや受取る私達が全体的にレベルが低くなっているのでないか?

この状況を全員反省すべきではないかという点です。

 

みんなで反省が必要かと。

 

今朝、テレビを見ていていたら、別のニュースを見て、娘がこんなことを言っていました。

「同じニュースなのに、全然言っていること違うよね?」

 

言葉って、短く切り取れば切り取るほど、キーワードでしかないから、どうにでも意味を捉えることができるようになります。

だから切り取る受け手次第で、どうにでもニュースが変わってしまうのです。それは仕方ありません。

 

でも本当は何を言ったかではなく、その人がどんな心で、どんんなことを思って、発言する言葉を選択して、口に出したものが発言です。

 

「口から一度発してしまったものは戻らない」

と言うぐらいですから、議員の方は慎重を重ねて、発言するのはもちろんのことです。

 

でも!

それを受取る受け手は、もっとその思いや心を捉えて、発言した言葉を汲み取る必要があるはずです。

 

私達は、あまりに表面にでた言葉、しかもキーワード一つだけを捉えて、人を評価することが横行する状況が続くのを見ると、私も含めてもっと人を深く知ろう、受け止めようという力が落ちていることを感じざる得ません。

 

私自身も、あまり話は上手くなく、ボキャブラリーも豊富でないから、なかなか人に上手く伝えることができないなということを感じます。

 

だからこそ、その言葉の裏にある、自分の思いや心を

「つまりあなたのいいたいことはこんなことなんでしょ?」と的確に受け止めていただいた時の嬉しさは、本当に何事にも代えがたいものです。

 

私自身は、そんな心の通った人間関係を繋いで行きたいですね。